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【サポート事例】<金融業界>サービスの収益性を可視化し、高利益体質への転換を支援

2025.07.15 INFORMATION

サービスの収益性を可視化し、高利益体質への転換を支援
―― 金融業界におけるLTV分析と顧客行動の最適化事例 ――

-金融業界-サービスの収益性を可視化し、高利益体質への転換を支援

データ&マーケティング株式会社では、銀行やクレジットカードなどの金融業界における顧客分析やLTV算出を通じた収益構造の改善支援を行っています。本記事では、当社が支援した金融機関での分析事例をご紹介します。

■課題背景:
金融業界においては、口座開設やカード発行といった「顧客獲得」そのものが目的化しがちです。しかし、獲得した顧客が実際に稼働しない場合、利益につながらず、獲得コストだけが膨らんでいくという構造的な課題を抱えています。
■当社のアプローチ:
当社は、銀行業およびカード業を営む複数の企業に対して、以下のような観点で分析支援を行いました。

■銀行業の事例:サービス別のLTV可視化と顧客構造の健全化
銀行では、預金サービス以外にも住宅ローン、投資商品、保険など様々な商品を提供していますが、これらのサービスは利益率も継続率も異なります。
当社は、各サービスごとの「利益率」「獲得コスト」「継続率」を基にLTV(顧客生涯価値)を算出し、どの顧客層が収益を生んでいるのかを定量的に可視化。
結果として、「口座開設のみで稼働しない顧客」の割合や、どのチャネルからの獲得が最も効率的かを明らかにしました。これにより、収益性の高い顧客獲得に向けた戦略設計が可能となりました。

■クレジットカード業の事例:稼働率向上に向けたファネル分析とコスト回収シミュレーション
カード業界では、発行されたカードが実際に使用されないケースも多く、特に初回利用までの離脱が問題となっています。 当社は、申込→審査→発行→初回利用という一連のプロセスにおけるファネル分析を実施し、歩留まりが生じているポイントを特定。特に「発行後、初回利用まで」の間に生じる遅延や離脱を改善するための施策立案を支援しました。 さらに、各施策がどの程度の期間で獲得コストをリクープできるかを定量的に示し、マーケティング投資の最適配分につなげました。

-金融業界-サービスの収益性を可視化し、高利益体質への転換を支援

■得られた成果と今後の展望
いずれの企業においても、「顧客をいかに稼働させ、利益につなげるか」という視点が強化され、短期的な獲得数重視から、長期的な収益構造の最適化へと方針転換が進みました。
当社は今後も、業界特性に応じたデータ活用の視点から、持続的な利益創出を支援してまいります。

■当社の提供価値
データ&マーケティング株式会社は、業界特性を踏まえた「課題設定力」と、定量的にビジネス成果を導く「分析実行力」を強みとしています。単なるデータの可視化にとどまらず、LTV向上・稼働率改善・コスト最適化といった経営に直結するインサイトを提供することで、クライアント企業の意思決定と戦略推進を支援します。

また、分析だけでなく、再現性のある分析設計・社内活用支援・改善サイクルの内製化まで一貫して支援することで、クライアント企業がデータドリブンな経営を継続的に実現するための土台を構築しています。

2025年7月
Data & Marketing, Inc.

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